トイレトレーニング―略称、トイトレ―
このおむつ卒業訓練が思い通りに進まず、
必要以上に追い詰められているママの話を耳にすることも少なくありません。
3児のおむつ卒業を見届けてきた一人のママとしてお伝えしたいことは、
「そんなに焦らなくても大丈夫、その子のタイミングが必ず来るよ」ということです。
三者三様のトイトレ
大体同じような環境で育ってきた我が家の3人ですが、
トイトレを開始した時期も、終了した時期もみんな異なるので面白いなと。
第一子:一番肩に力が入ってお互いしんどかった長女
長子に関しては、何をするにしてもかまいすぎていた自覚があります。
2歳を過ぎたころから、トイトレに関するありとあらゆることを試してみました。
- おまるをリビングに用意
- トイレがテーマの絵本を読み聞かせ
- トイレのうたを一緒に歌う
- 親がトイレに行くときに誘ってみる
等々。
排せつの感覚さえつかんでしまえば、そのあとはスムーズにいくはずと仮定して、
1時間ものあいだ、下半身すっぽんぽんでおまるに座って、
お茶や普段はあまり飲ませないジュースを飲みながら過ごすという強硬手段をとった思い出も。
当時の私の必死さを思い返すと、長女もしんどかっただろうなと思います。
2歳を過ぎたころに始めたトイトレですが、
途中で弟が生まれたり、引っ越しがあって生活環境が変わったりと中断する時期を経て、
完全におむつを卒業できたのは、結局4歳になるころでした。
第二子:トイトレに興味を持つのが早かった長男
長女のトイトレを経て、どうも私が焦っても仕方がないということを学びました。
なので、何歳を過ぎたら開始する等々を前もって計画するのはやめて、
とにかく本人の様子をよく観察することにしました。
すると、2歳半を過ぎたころに、何でも姉の真似をしたがるブームが来ました。
もれなくトイレにも付いていくようになり、自分もトイレに座りたいと主張しだしたので、
トイレの横におまるを置いてみると、膀胱に尿が溜まっているときはそこで出るようになりました。
そこですかさず、姉と一緒に大喜びして小躍り拍手喝采してみせると、とても満足げな表情。
ちょうど弟も生まれ、早く「お兄ちゃん」になりたがっていたのも後押しした気がします。
これを繰り返していくうちに、3歳になる前にはおむつが必要なくなっていました。
第三子:次男は2歳過ぎにすんなり卒業
3人目ともなると、完全に肩の力が抜けて、おむつをしている小学生なんかいないんだから
トイトレなんてしなくてもいいや~と構えていました。
次男が1歳8か月頃、入浴中に急に催したらしく、洗い場でジャーっとおしっこが出てしまいました。
これを見た姉と兄がすかさず拍手喝采で、「おしっこ上手~!!」と褒めたものだから得意げ。
その日から、おしっこをみんなに見てもらいたい一心で、催していてもいなくても、トイレに行きたいと言うようになりました。
最初は10回に1回くらいの成功率だったのが、半年もすると完全におむつ卒業していました。
何もしなかった次男が最短でトイトレ終了
結局、我が家の3人のうち、一番私が気合を入れてトイトレに取り組んだ長女がもっとも時間がかかり、
まったく工夫した記憶がない次男が最短で卒業という結果になりました。
振り返ってみると、本人の様子をよく観察し、タイミングを待って、逃さないことが大切だったなと思います。
ママばかりが気合を入れていても、思い通りにはいかずに親子関係に緊張感が出てしまうかも。
時には中断する柔軟性も持ちながら、肩の力を抜いてトイトレに取り組む方が時間も労力もかからずに済む気がします。
保育園や幼稚園の先生と連携するのもアリ
家庭だけではどうにもならない場合だって考えられます。
ママだけで悩まずに、園での様子を見てくださっている先生方に相談すると、
足並みをそろえてトイトレのパートナーとしてお付き合いくださるパターンもあるようです。
どうしても上手くいかない、とママが思いつめてしまう前に、一度お話ししてみることもおすすめですよ。
とにかくポジティブな夫と、8歳(娘)、6歳(息子①)、4歳(息子②)の3人の子宝と5人暮らし。
「死に際の後悔を最小限にする生き方」を日々模索しています。
正解のない子育てにおいては特に「本当にアレでよかったのか?」と自問自答する毎日ですが、家族の笑顔が第一目標です。
第一子を出産後、親戚も友達もいない地での最初の子育ては非常に孤独なものでした。
自分の周りに“母親”はたくさんいるし、いたはずなのに、この孤独について教わる機会がなかったのです。
私の記事を読んでくださったママだけでも、読んでくださっているこの瞬間だけでも、この孤独から解放されますように。