離乳食完了期と幼児食、違いは何?ポイントは”第一乳臼歯”にあり!


離乳食が進むにつれて、
離乳食完了期(以下、完了期)とは?幼児食って?と曖昧になっているママはたくさんいるのではないでしょうか。私もその一人です!
今回は、完了期と幼児食の違いについてご紹介します♪

完了期と幼児食の違い

完了期とは

完了期とは、およそ1歳〜1歳半までの期間のことをいいます。
1日3食+1〜2回の補食というリズムが安定し、母乳やミルクからではなく主に食事から栄養を摂ることができるようになると、「離乳が完了した」と言えます。

  • 味付け
    素材の味を活かした薄味で、大人の3分の1から2分の1程度を心がけます。
  • 食材の固さ
    バナナのような、歯茎で潰したり、前歯でかじり取ったりできる程度の固さです。

幼児食とは

初めての奥歯、第一乳臼歯が生えた頃(1歳半頃)にスタートし、5歳頃までの食事を幼児食といいます。
離乳が完了してすぐ大人と同じ食事ではなく、内臓機能や味覚が未発達なため、準備期間として「幼児食」を食べます。

  • 味付け
    完了期と変わらず、素材の味を活かした薄味を引き続き心がけます。
  • 食材の固さ
    第一乳臼歯が生えたことで、フォークでさせる程度のものが食べられるようになりますが、子どもの様子を見ながら調整していきます。
    少しずつ固いものを与えて、あごの発達を促していきます
    弾力があるもの(こんにゃく、もち、たこなど)、歯で引きちぎって食べるもの(油揚げ、とんかつ、ステーキなど)などは第二乳臼歯が生え揃う3歳以降に食べさせましょう。

出典:下北沢駅前歯科クリニック

乳歯の生える順番

つまり、完了期と幼児食の違いは…

食材の固さです!
第一乳臼歯が生える前に、無理に固いものを食べさせてしまうと、固くて食べられないという経験から偏食に繋がる恐れがあります。
月齢ではなく、第一乳臼歯が生えてきたか、そして実際に子どもが奥歯を使って噛むことができているかを観察して幼児食へと進みましょう。
参照:一般財団法人日本educe食育総合研究所
小児科と小児歯科の保健検討委員会「歯からみた幼児食の進め方」

食べやすい形状に調理するポイント

完了期

前歯でしか噛むことができないので、うまく噛めないときは、加熱して柔らかくしたり、細かく切ったりしてあげましょう。

幼児食

食材が固すぎる、大きすぎる、噛む必要がないほど小さい(細かすぎるみじん切り)などが原因で、丸飲みしてしまうことがあります。
丸飲みを防ぐためには、食材をいちょう切りや半月切りにして、ある程度の大きさを残すことで、奥歯や歯茎に食材が乗っかり、噛んでから飲み込むことを促します。
参照:戸田市情報ポータルサイトTODA

まとめ

実は関係が深い歯と食事の問題。
日々の歯磨きや、食事の様子をよく観察してみましょう!

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