子どもが産まれてから数年間のうちに夫婦仲が急激に悪化してしまう「産後クライシス」。
子どもが幼稚園や保育園に上がるくらいまでの4〜5年間に起きやすいんだそう。
例に漏れず、我が家も子どもが産まれてから夫婦喧嘩の頻度が増え、あるときまで夫婦仲が壊滅的でした(涙)。
このままではお互いが疲弊してしまうと話し合い、子どもが1歳半になる頃に夫婦であることをする約束をしたら夫婦仲が元に戻りました。
8割近くものママが夫にイライラしている!
X(旧Twitter)でこんなアンケートを取ってみました。
このアンケート結果によると、全体の76%が「以前より増えた」と回答、24%が「以前とあまり変わらない」と回答しました。
8割近くの方が、産後の夫婦関係に悩んでいることか分かりました。
産後クライシスではどんなことが起きる?
以下のようなことがあれば、「産後クライシス」と言える状況かもしれません。
- ちょっとしたことで夫にイライラする
- 感情的になり、夫に対して攻撃的になる
- 喧嘩が絶えず、お互い家にいてもくつろげない
- 夫婦間での会話が減る
- パートナーに対して愛情を感じなくなる
- パートナーとの触れ合いが苦痛に感じる
- 夫が外出ばかりで家におらず、家事・育児に非協力的なことに不満を感じる
- 妻が子どもにしか目を向けず自分を放置していることに不満を感じる
など。
「産後クライシス」が起こる原因としては、
- 女性の産後のホルモンバランスの変化で精神的に不安定になり、自分ではコントロール出来ないほどイライラやストレスを感じてしまう
- 産後の生活の変化と、それに伴う男女感のすれ違い
が上げられます。
女性は妊娠〜出産を経て、自然と子どもを育てる準備ができていることが多いですが、男性はその変化について行けていないと言うケースも。
妻はやることがたくさん、でも夫は何をしていいか分からない…のような状況を見て妻は夫にイライラしてしまうのかもしれません。
個人的には、人の親になったと自覚するスピードが男女間で違うのではないかと感じます。
例えばこれは、私たち夫婦がよく喧嘩していた頃の我が家の話。
娘が離乳後期の頃に外食した先での出来事です。
まだ大人と一緒のものを食べられない娘のために、私(母親)は
- これだった取り分けできるかな?
- この場所だったら万が一子どもが騒いでも他の人に迷惑がかからないかな?
などと外食ひとつするにも頭の中でぐるぐる考えて、子どもが食べられそうなものの中から自分が食べたいものを見つける努力をします。
その一方、夫(父親)の方はというと、何も考え(ていないように私の目からは見える)ず、私の提案に対して
- そんなのは食べたくない!と言ってみたり、
- お店が狭く静かな場所の熱々のラーメンが食べたいと言ってみたり…。
夫にも言い分があったのかもしれませんが、子ナシ時代と変わらない目線でしか物事を見ていない夫に震えるくらい腹が立ち、私は公共の場にも関わらず涙を堪えきれませんでしたよ…(ため息)。
あくまでも我が家の例ですが、似たようなシチュエーションを思い出してうんうんと頷いてくださる方もいるのでは?
夫婦仲改善のために私たち夫婦がとった対策
頻繁に激しい夫婦喧嘩をするようになってしまい、お互いとても疲弊してしまっていました。
その状況に危機を感じ、腹を割って何度か2人で話し合いをしました。
冷静に話し合っているうちに夫が自分なりに頑張っていることも分かり、私自身の反省すべき点や課題も見つかりました。
そして夫婦間で決めた約束事として、月に1回・5〜6時間程度、子どもを託児に預けて「夫婦2人だけの時間」や「お互い1人の時間」を取ることに決めました。
その5〜6時間の中で、一緒に食事に行ったり映画を観て過ごしたり、特に一緒に何かしたいことがなければお互い自由に過ごす数時間をとって一人ひとり好きなことをするようにしました。
これをすることで、夫婦仲が元に戻ったと感じています(それでも小さな喧嘩をするときは勿論ありますが…笑)。
子どもが大きくなったら、また新たな問題が出てくるかもしれませんが、これが今のところの我が家のベストです。
よく考えてみれば、せっかく縁があって一緒になった相手。いがみ合うのでなく支え合って生きていければ嬉しいなと思っています。
夫の転勤で柏たなかへ。一児の母。
食べることと猫が好き。コミュ力の高さを褒められますが初めての人と話す時は内心ドキドキしています。
会いたいと思った人にはなぜか会えたりシンクロが起きやすい体質で“偶然”を作り出すスキルを研究中。
夫・私・娘ともに五黄の寅年うまれ。