赤ちゃんの血液型はいつわかる?大人になると変わるの?

最近では、生まれた時に赤ちゃんの血液型を検査しない病院が一般的なようですが、赤ちゃんの血液型はいつわかるのでしょうか。

血液型はどうやって判定するの?

ABO血液型では、血液はA型、B型、AB型、O型の4つに分けられます。

A型にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはAとBの両抗原がありますが、O型にはどちらの抗原もありません。

一方、血漿中には赤血球と反応する抗体がありA型にはB抗原と反応する抗B、B型にはA抗原と反応する抗A、O型には抗Aと抗Bがあります。ところがAB型にはどちらの抗体もありません。

血液型は、赤血球側(おもて試験)血漿側(うら試験)の両方を検査しその結果を照合して決定します。

参照:
慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト
白十字病院 検査説明パンフレット「血液型検査」

子どもの血液型検査をするのに適した時期は?

赤ちゃんのABO血液型は、生まれてすぐははっきりわからないことがあります。赤血球の「抗原」がきちんとできあがるまでに約1年、血漿中の「抗体」が体内でできあがるまでに約2〜4年かかると言われているためです。

新生児ではまだ抗体が作られていないことに加え、ママから移行した抗体が反応することもあり、通常は赤血球側のおもて試験だけを検査します。

よく「新生児の時に検査した血液型が大人になってから変わった」と言われるのは、結果の正確性が少し低くなるためで本当に血液型が変わってしまうのではありません。

血液型を確実に知りたい場合は、4歳以降が望ましく、できれば小学生になる頃に再検査を受ければ良いそうです。自費での検査になり、自己負担額は1,000円〜5,000円程度。

両親の血液型の組み合わせで予測できる子どもの血液型

「緊急時などで輸血が必要になった時に血液型を知っていないと困るのでは?」と心配になるママ・パパも多いと思います。

しかし実際に輸血が必要になった時には必ずその時に血液型検査を行うことになっており、親の申告のみで輸血を行うことはないので事前に調べておく必要はないそうです。

とは言え、日本では血液型占いや性格判断が流行っており血液型の話題が話のきっかけになることも多いですよね。

以下の表で、ママ・パパの血液型から何型の子どもが生まれるのかをまとめました。

パパの血液型
A B AB O
 

ママの血液型

A A・O A・B・AB・O A・B・AB A・O
B A・B・AB・O B・O A・B・AB B・O
AB A・B・AB A・B・AB A・B・AB A・B
O A・O B・O A・B O

この表に照らし合わせると、私の娘はA・B・AB・O型全ての可能性があります。

特別な事情がなければ急いで調べなくてもいいと思っていますが、何かで点滴や採血検査が必要になった時に、そのついでに血液型も調べてもらおうと思っています。

 

PAGE TOP

Facebook

Instagram


Twitter