第3回「前歯って切歯とも呼ばれるんです!」


Dr. yasumoto
 みなさん、こんにちは。前回は、1歳頃には可愛い乳前歯が4本づつ生えてくるというお話をしました。離乳食から普通食へとすこしづつ食生活も変化している頃ですね。
 我が子の乳歯、特にその色をよく見て欲しいのです。できれば写メを撮っておいてもらえると。。。。というのも、我々歯科医師は、むし歯の判断はまず歯の色をチェックすることから始めるからです。

 乳歯の最表面はエナメル質と呼ばれます。まさに「白」デス。(下の写真)生え変わるまでのおよそ5〜6年間、食べ物を噛んで(カット)してもらわなければならない歯です。歯は、形も出てくる場所もほぼ左右対称になります。ですから、左右差が著しい場合は「??」と思って、歯科医院に連れて行きましょうね。
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 真ん中の2本の歯の名前は「中切歯」、その隣は「側切歯」と言います。日本語は、表意文字(漢字そのものに意味をもたせている)ですので、切歯の意味は、「(食べ物を)切るための歯」ということになります。やっぱり、日本語はいいですねぇ。英語の表音文字とは違って想像する喜びがあります。。。

 この「切(る)」は、前歯の機能から名前が付いており、切るために便利な形になっているわけです。正面観は平たく、上から見ると板みたいに。上下の乳切歯がかみ合って「(文具の)ハサミ」のように、いろんなものが噛み切れることになります。

 逆に、かみ合わないとまったく噛み切れません。いわゆるカッターではないからです。歯並びが大事になるのは上下の歯を合わせる必要があるからなのです。では、かみ合わない場合はどうやって食べてるの?と疑問になりますね。

 その場合は、舌を使っている子供が多いです。舌を上の前歯の裏に押し付けることで、うどんやラーメンなどを切る(というよりは千切ってる?)わけです。そうなると。。。。舌が常に上の前歯を裏側から押し付けることになりますから、前歯が徐々に前に出てきてしまい、いわゆる「出っ歯」になってしまうのです。

 うどんを食べる際に、どうやって食べているか、よーく観察して見ましょう!