冬の野菜はなぜ甘い? 大根の部位ごとの特徴と子どもにも食べやすいレシピを紹介

明けましておめでとうございます。
2015年が皆様にとって、素敵な1年になりますように!
ベジラボ一同お祈りいたしております。
今年もよろしくお願いいたします!

今日は冬のお野菜についてお話しします。~~【冬野菜は何故あまい?】~~

毎日寒いですね~。冬本番です。
朝起きてキッチンに立ち、伏せてあったお茶碗に手が触れた時、思いがけずヒヤっと冷たくて手をひっこめました。ああ冬だなあ、と思いました。
寒いのはちょっと嫌ですが、寒い季節野菜がおいしい季節です!

冬の野菜はあまい、と言われます。これは、野菜が寒さから身を守るために水分を減らして糖分を増やしていくからです。水は0℃で凍りますが、砂糖を加えた水は0℃以下にならないと凍らない、という実験をしたことがあると思います。野菜は糖度を高くして、自らを凍りにくくしているというわけ。野菜~っ、すごいな!と思いませんか?

ダイコンの上部が甘くなるのも、この理由から。地表近くは冷たい外気の影響を受けやすいため、糖度が高いのです。地中深くにあるダイコンの先端部分がややからいのは、虫から身を守るためと言われています。物言わぬ野菜ですが、生きる力を間違いなく身につけていると感じます。

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【今月の旬野菜☆大根】
せっかくダイコンの話がでましたので、今月はダイコンについてお話します。ダイコンはビタミンC・カリウム・ジオスターゼ・カルシウムなどの栄養素を含んだ野菜です。

*ダイコンの上部・・・甘みがあるので生でサラダなどに。大根に含まれる消化促進成分ジオスターゼは、熱を加えると壊れてしまいます。是非、生で食べたい部分です。

*ダイコンの中部・・・柔らかく味が染みやすいので煮物などに。

*ダイコンの下部・・・からみを生かして炒め物などに。

*大根の・・・ダイコンの中で一番栄養価の高い部分です。ビタミンA・カルシウム・鉄・カリウムなどを豊富に含む緑黄色野菜です。ビタミンAは脂溶性のため、油と一緒に調理することで吸収率が高まります。野菜炒めに入れたり、ふりかけにしたり、高い栄養価を生かして積極的に使いましょう。ダイコンを買ってきたらすぐ切り落としてください。葉をつけたままにしておくと、ダイコン本体の栄養を、葉が吸い上げてしまいます。使いきれない時は30秒くらいさっとゆでて、細かく切ってジップロック等に入れて冷凍しておけば、いつでも必要なだけ出して使えますよ。

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【ダイコンとささみのしょうがスープ】

[材料]2人分       [下ごしらえ]
ダイコン輪切りで厚さ2センチ・・拍子切り
ダイコン葉適宜・・刻んでごま油で炒めておく
長葱4センチ・・・・細切り
しいたけ1枚・・・・細切り
しょうが1かけ・・みじんぎり
とりささみ1本・・・1口大にそぎ切りにし
酒と塩で下味をつけ、片栗粉をまぶしておく

塩・酒・・下味用
胡麻油・・ダイコン葉炒め用
片栗粉・・小さじ1
固形コンソメ・・1個
水300CC
醤油少々

[作り方]
鍋に水・コンソメ・ダイコンを入れて、ダイコンが柔らかくなるまで煮る。ささみを1枚ずつ入れる。肉に火が通ったら椎茸・しょうがを加え、味を見て必要なら醤油を加える。
最後に長葱を入れ、炒めておいたダイコン葉をのせる。
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とろみとしょうがでぽかぽか身体があたたまるスープです。
ささみは片栗粉をまぶしてあるのでつるんとしていて、お子さまも食べやすいですよ~。
空気が乾燥していますね。風邪など召されませんように。

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